させんバンカーの 独り言

ある日、突然左遷された元銀行員の日常

FP2級 学科試験 実技試験 独学の勉強方法

FP2級試験の独学での受験対策について。

 

スタート

FP3級試験は、9月試験受験当日夕刻、金融財政事情研究会のHPに掲載される模範解答で自己採点し、結構良い点数での合格を確信したので、翌週から翌年2月のFP2級の受験準備をはじめました。せっかくFP3級受験勉強で得た知識が劣化しないうちにランクアップを目指さないと、時間が経過してからまたいちから受験準備を始めるのは結構大変だなと思い、早い段階でFP2級受験準備を始めたのです。

 

テキスト選び

まずはネットで評判の良さげな市販テキストに目星をつけ、書店で現物を確認することから始めました。

FP2級テキストは同じシリーズでも学科と実技が別冊となっているテキストが多いですが、持ち運びが容易で通勤電車のスキマ時間を使って勉強するのに便利なサイズで、かつ過去問題集中心でも解答解説が詳しくポイントがわかり易くまとまっており暗記用のテキストにもなるものを探しました。結果として、FP3級の受験勉強で馴染んだ「みんなが欲しかったFP2級の問題集2018-2019版」と「FP2級9月試験をあてるTAC予想問題」の中古本をネットで購入しました。どちらも最新版ではない中古本ですが、法令改正がFP試験問題に反映するタイミングを勘案し、2月試験で対応可能なテキストでコスパの良い中古本を使用することにしました。2冊とも未使用に近いキレイな状態で、上代の半額程度で購入できました。


f:id:shirama52:20191003064751j:image


f:id:shirama52:20191003064814j:image

学習計画

使用するテキストが決まれば、この2冊を十分に消化しつつ、直前期には金融財政事情研究会のHPから2年分程度の過去問をプリントアウトして試験時間内に解答する実戦形式の訓練を繰り返す、学習計画を立てます。2月受験までの約4ヶ月の学習計画です。まず、「みんなが欲しかった」と「あてる」「1年分の過去問」を3回通りやるためには1冊にどれくらい時間を取れるかを基準に、大まかに時間を割り振ります。それぞれのテキストの単元数や単元ごとの内容、ボリューム等をざっと見渡し、得意分野は少ない時間で、不得意分野やボリュームの多い分野は時間をかける感じでいつ、どのテキストのどの単元、どのページをやるかを決めていきます。「みんなが欲しかった」は問題編300ページ、解答解説集300ページ。「あてる」は予想問題3回分と法改正まとめ、計算問題対策用の計算ドリルがついています。割り振りができれば、あとは学習を進めつつ、進捗に応じて計画をリスケジュールしながら、確実に消化していくのみです。


f:id:shirama52:20191003062718j:image

 

勉強を進めると

勉強をすすめてみると「みんなが欲しかったFP2級の問題集2018-2019版」の解答解説集は素晴らしくわかり易くまとまっており、受験勉強はこの解答解説集をメイン教科書として、不足している部分はネットからプリントアウトして貼り付けたり、過去問や予想問題に別途解説があればそれを書き込んだりして重宝しました。FP1級学科、実技試験の受験勉強でも、記憶があやふやになればこのFP2級の解答解説集に戻って確認する等で大活躍しました。結局、受験前日までに「みんなが欲しかった」は3回通り回しましたが、「あてる」予想問題と過去問直近1年分3回分は2回通り回しました。

受験日前までには、模擬試験も過去問も繰り返しトライアルをこなした為、ほぼ満点をとれるようになりました。

 

受験

いよいよ受験当日。学科も実技も、これまでの勉強で繰り返しこなした問題にほぼ似通った出題だったので、受験終了した時点で手ごたえ十分といったところでした。

受験当日夕刻に金融財政事情研究会のHPにアップされた模範解答で自己採点し、学科1問失点、実技4 問失点で9割以上得点できていたので合格を確信しました。

 

費用

独学でFP2級資格取得までに要した費用は「みんなが欲しかったFP2級の問題集2018-2019版」上代¥1,800の概ね半額+「FP2級9月試験をあてるTAC予想問題」上代¥2,000の概ね半額+学科試験・実技試験受験手数料¥8,700、合計¥11,000程度でした。

 

そして高得点に気を良くして、鉄は熱いうちに的に4か月後の5月FP1級学科受験の準備を始めたのです。