させんバンカーの 独り言

ある日、突然左遷された元銀行員の日常

FP1級、2級、3級 独学テキストの使い方 補足

私がFP1級~3級の学習で使用したテキストの使い方の補足です。

1.私がFP2級、3級で使用したTAC出版の「みんなが欲しかった」問題集の使い方の補足。

「みんなが欲しかった」FP3級、FP2級問題集の良いところは、別冊で切り離せる解答解説編が充実していることです。問題の各選択肢の正誤の内容だけでなく、各単元の各項目の要点ポイントを簡潔に見易い一覧形式でわかり易くまとめてあるので、その要点ポイントを記憶すれば、選択肢の関連事項の問題が解けます。

勉強時間を確保するためには通勤等のスキマ時間を如何に活用するかが重要ですが、解答解説編の要点ポイントを通勤時間に何回も繰り返して見ながら覚えていくこと非常に有効です。

使い方の例示としては
①単元ごとに、まず問題をやってみて自分の現状の知識でどこまで正解できるか試して見てから、解答解説編の問題の解説を丁寧に読んで、要点ポイントを丁寧に読んで覚えていく。これを繰り返す。
②まず各単元ごと、各項目ごとに解答解説編の要点ポイントを読んで、各項目ごとの内容を把握してから問題を説く。やり方で1~2回通り回し、3周り目以降は上記1のやり方で、各単元ごとに問題→解答解説編の順番でやっていく。

上記①、②どちらでも、自分の記憶に留まりやすいやり方で進めていけば良いと思います。
各問題を解いて正解したかどうかが重要ではなく、各問題に自身の知識で正解出来てかつ、その関連問題が出ても正解できる知識を自身が習得しているかどうかが重要なので、正誤に一喜一憂することなく知識の充実を目指して勉強を勧めるのです。
試験本番前にやるべき過去問演習と予想問題演習で実際の試験時間内に問題を解く段階でも、最初の1回り目で自身の実力を確認し、以降何回かトライして自身の知識に取り入れ、最終的には本当に直前になって、時間内に合格点以上の得点ができるようになっていればよいのです。
それまでは、勉強しても消えていく記憶を、何回も繰り返して覚える作業をすることで、記憶が消えにくくなっていく、そう、脳に一度擦り付けた記憶を何回も何回も繰り返し擦り付けて取れなくなっていく感じです。このイメージで、記憶の枝葉を伸ばしていく作業を繰り返すのです。

2.FP1級学科試験で使用したTAC出版の「スッキリわかる」テキスト+問題集

の使い方の補足

このテキストは各単元毎の構成が「要点ポイント解説」+「問題」となっているので、上記②の使い方がピッタリです。私はFP2級、3級で②の使い方をしましたので、FP1級のメインテキスト選びでは、この使い方のし易い「スッキリわかる」テキスト+問題集を選択しました。但し、このテキストは持ち運びしやすいけど、テキストの内容だけでは若干不安に感じたことから、並行的にきんざいの精選過去問題集を解いて解説をよく読んで、メインテキストに不足している、例えば同じ論点だが解き方のアプローチが違う問題等にも対応できるように準備しました。結果的に、孫養子の法定相続分の重複の計算問題は、この勉強方法が奏功しました。

自分の記憶に最大限残るように勉強方法を工夫すれば、FP資格は独学で十分取得可能です。