させんバンカーの 独り言

ある日、突然左遷された元銀行員の日常

FP1級 実技試験 独学の勉強方法

スタート!
FP1級学科試験を7割の得点でギリギリ合格できたので総仕上げに突入です。いよいよFP1級試験のオーラスであるFP1級実技試験の準備を進めることにしました。

 

どこの実技試験を受けるか

試験内容、スケジュール等をネットで確認。FP1級学科試験を5月に受験したので、直近のFP1級実技試験は実質3か月後の日本FP協会の9月試験です。金融財政事情研究会の実技試験は出題範囲が限定的で面接試験となりますが、日本FP協会の実技試験は出題範囲は広いですが筆記試験となります。以前は日本FP協会の合格率は金融財政事情研究会より高かったのですが2018/9に日本FP協会の合格率がガクンと下がり逆転。(2019/1の災害による臨時実施試験ではまた大きく合格率が上昇)。でも8割以上が合格する試験なので、学科試験に比べれば精神的余裕はあります。とにかく学科試験準備で得た知識が劣化しないうちにFP1級資格を取りきりたいので日本FP協会の実技試験を受けることに決めました。

 

テキスト選び

ネットで合格体験記等を読むと、受験者数が少ないのでテキストの種類も少なく、日本FP協会実技試験対策としては、FPK研修センターの「1級FP技能検定 実技 精選過去問題集 19年版」一択ということが判りました。FP試験の最終ラウンドなので早速、ネットで最新版新品を発注、上代1,800円で入手しました。その他テキストはこれまで使ってきた「スッキリわかるFP技能士1級テキスト+問題集」「2019年5月試験をあてるTAC直前予想FP技能士1級」「みんながほしかったFP2級問題集」を使用しました。

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学習計画
使用するテキストが決まれば、この過去問集を十分に消化しつつ、直前期には日本FP協会のHPから7年分の過去問をプリントアウトして試験時間内に解答する実戦形式の訓練を繰り返す学習計画を立てます。9月受験までの約3ヶ月の学習計画です。まず、「精選過去問題集 19年版」を3回通りやるためには1冊にどれくらい時間を取れるかを基準に、大まかに時間を割り振ります。テキストの単元数や単元ごとの内容、ボリューム等をざっと見渡し、得意分野は少ない時間で、不得意分野やボリュームの多い分野は時間をかける感じでいつ、どの単元、どのページをやるかを決めていきます。ボリュームは300ページ。割り振りができれば、あとは学習を進めつつ、進捗に応じて計画をリスケジュールしながら、確実に消化していくのみです。

 

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勉強を進めていくと
過去問の勉強を進めてみると、とにかく計算問題中心で、論点もFP1級学科試験の応用とまた違った知識を求めています。が、決して理解できないような難解なものではなく、FP1級学科試験の知識があれば、あとは出題と回答方法に慣れるのみといった感じです。基礎知識が薄れていると感じれば、都度「スッキリわかるFP技能士1級テキスト+問題集」と「みんながほしかったFP2級問題集」に戻って知識を整理しながら、実技問題を繰り返し解くことに専念しました。

 

過去問やってみて
1か月かけて「精選過去問題集」を2回通り回して、2018/9過去問を試験時間にあわせてやってみました。8割以上得点できたので一安心。今のピッチを守って準備を進めていけば合格できると自信がつきました。ちょっと油断もして、8月上旬は家族旅行もして気分転換しながら、着々と準備を進めました。

 

受験日を迎えるまで
結局、受験前日までに「精選過去問題集」は5回通り回しました。更に、途中で学習計画を追加変更し、「スッキリわかる」を1回通りやり直しました。7年分の過去問も実際の試験時間に合わせてトライアルを4回通りやりました。勉強を早く進めすぎて受験日前にピークアウトしそうな感じでしたので、後半から学科試験の基礎知識のおさらいの事案を増やし、知識の劣化を防ぎつつ息切れしないように生活ペースの調整を意識しながら、とにかく毎日FP1級の問題に触れるよう心掛けながら勉強しました。

 

受験当日
いよいよ受験当日。さすがに受験生は「勉強してきました」感満載の、若手からベテランまで広い年齢層の方々です。FP3級の受験会場のような、どことなく「しょうがないから受けに来ました。エヘヘ。」的な雰囲気の方は全くいません。試験は午後のみで120分。受験終了直後の感触は、見たことない問題もありましたが9割以上は得点できた感触がありました。

 

自己採点では
受験当日夕刻に日本FP協会のHPにアップされた模範解答で自己採点。正確な配点はわからないものの、3問失点で9割以上得点できたことが判り、合格を確信しました。

合格発表は11/6なのでまだ1か月程先ですが、点数を楽しみにしています。

 

費用は

全くの独学で、FP1級実技試験合格までに要した費用は「精選過去問題集」上代1,800円+実技試験受験手数料¥20,000!、合計¥22,000円程度でした。

テキストはネットで良い中古があればもっと安く入手できるかもしれません。また、これま入手してきたテキスト類で不要になったものを売却して、今必要なテキスト購入資金に当てるのも良いでしょう。

 

 

1年に亘るFP資格試験を終えて

実技試験はきっと合格している前提で、めでたくFP1級技能士にりました、じゃあこの後何をどうするの?・・・悩みどころです。このままやみくもに、少なくとも今の職業に関連する資格の勉強に突入していくのか。いや、それとも、もっと他にやるべきことーFP資格を活かしてできる何かがーあるのではないのか等々?自問自答の毎日です。
思えば、勤めていた銀行の人事部長から「君は出向」と電話であっさり言い渡され、30余年の銀行員キャリアが一瞬にして無になり、職業に関する価値観が全く変わってしまってから色々なことがありました。でも、今後の生活のために何かしておかないといけないなという切迫感はいつもあって、職業に関連する資格試験にチャレンジしてきました。
第一種衛生管理者、運行管理者、年金アドバイザー3級、簿記3級、FP3級、FP2級、そして今回のFP1級は近年で取得した資格です。その他、行政書士宅建士、証券外務員等々の資格はこれまでの長い職業人生の中で取得してきました。
重要なのは、さて、この年齢になり、こんな状況になって、これらの資格を活かしてこれからどう生きていくのか、生活していけるのかということ。
まだ暫く、でもそんなに時間をかけている余裕はないので、色々情報収集しながら今後のことを決めていきたいと思います。