させんバンカーの 独り言

ある日、突然左遷された元銀行員の日常

45歳定年とか70歳定年とか

お久しぶりです。させんです。

政府が企業に65歳までの雇用義務を70歳までの雇用努力義務に延し、あからさまにゆくゆく70歳までの雇用義務化を進めようとし、年金も繰り下げ可能年齢を70歳から75歳に延す中、プロ経営者が45歳定年を見据えスキルを身に着け会社に頼らない社会人人生を〜的な話をしてみたり。年金行政的には若年層の人口減少を、勤労可能年齢を延して老齢勤労者を増やして少しでもカバーしたい意図が丸見えな制度改正を続けているけど、経営者の本音は「45歳定年」まで行かなくとも、老齢勤労者を増やすよりも世代交代を円滑に進めて若い力を育てたいということが当然の思考でしょう。

平均寿命が男も80歳を超え人生100年時代だんてなんて言われても、健康寿命は70歳越えくらいなので、70歳超えて病気の体を抱えながら、ひょっとしたら早々に寝たきりになりながら以降数十年を生きていかなきゃならないかも。

そんな思いを巡らせながらこの立場立場に都合の良いお話に頭わ悩ませてます。

たまらないのは、私と同じ年齢層の一般労働者。

①65歳までなんとか頑張って働き年金をもらうつもりで、もし何らかの事情の変化で働けなくなっても60歳で粘菌を繰り上げ受給すればなんとかなると思っていたのに、この流れで年金受給年齢があとずれするかもって、結構恐怖感が強い。

②個人的には長年勤めた会社を早期退職で辞めさせられて、今は再就職している身ですが、今の会社の役員は皆65歳以上。役員定年を廃止して役員が辞める気にならないと退職しない青天井状態。役員がお互いを認め合い、年をとってもお互いをまだまだ行けると思い続ける平和な凪状態で、役員達の自分本意の楽な勤労状態=テレワークを週2回で週休4日、全社員中一番働かないのが役員達でそれが当然の特権既得権と思っていれば、いくらでも続けられるので辞める気にならない。楽して高い給料もらいつつ70歳以上までも楽園状態を続けることになりそう。方やこうした会社の将来というより自分の既得権をいかに永らえるかを第一とする極楽主義の方々のアオリを受ける一般労働者は、60歳で定年を迎えあとは嘱託労働者として不安を抱えながら年をくっていくことになりそう。嫌なら辞めなと。結構これは厳しい。

今の私と同年代の一般勤労者は、定年の定義や働き方が大きく変わろうとする変動の時期に微妙な年齢になってしまった哀しい世代なのかもしれません。さあ、どううまく対処できるのか。運任せしかないのか。ノミの心臓の小市民の悩みはつきません。